損失の豊穣

私たちはいつだって損失し・溢れている。


まったく同じ等価で心の損失は補えない。

その数十倍もそのためになにかがあふれる。



この星の中で未発達に発達しながら太陽と月の光に熱せられて冷やされて。





夜にしか鳴かないものだって

夜にしか泣けないものだって

理由があってもなくても




夜にしか咲かない花だって

夜だから割きたい心だって

理由がなくても



月を見たのはいつの日か



片手で満月を半月に

親指を立てて満月を三日月に


兎も眠る満月に